カクレンボ

いつもの帰り道
曲がり角にゆらりゆらりと
揺れてた 赤いブランコ

繋いだ影が伸び
黄昏に染まっていく時間を
愛してると紡いだ

目を閉じ 数えた 何気ない日々
背を向けていても
そばにいた愛のかけら

もういいかい?
もういいよ 響いた声が
このまま永遠に そこにあるんだと
思っていた あの頃

いつもの帰り道
曲がり角にゆらりゆらりと
揺れる錆びつくブランコ

離れた影が消え
闇に染まってしまったんだ
一人 迷子のようだ

目を閉じ 数えた 記憶の日々
背を向けていたから
薄れていった愛の形

もういいかい?
まだだよと 響いた声は
遠く聞こえた 消えてしまった
何度も探してた

もういいかい?
もういいかい?
何度も探した
もういいかい?
ゆらゆらゆらり
一人のブランコ
二人のかくれんぼ