昨日の僕は、今の僕じゃない

夜更けの瞳が待ち侘びるものは
黒色の朝に声をあげる瞬き

遡るだけを許した記憶と
熱を帯びている身体
塗りつぶしたピクセル
上書き保存で更新日は今日

きっと何回も一度きりの道歩いた
そうやって僕は僕のこと
生まれ変わらせてきた

時間軸の中 闇の透明度
彷徨っているだけさ 
今は瞳に映らないだけさ

だから何度も空白の果てイメージした
目的地は決まってる
生まれ変わりの途中

昨日の僕は今の僕ではない
さっきの僕さえこの僕ではない
ここらあたりがタイミング
始めてくんだ 新しい僕を
恐れやリスクやバグとか
計画に入れるわけないだろう
成り行きに任せておけばいいさ

だから今も一度きりの道歩いてる
目見えるもの全てが
正解ではないから
だから何回も一度きりの道歩いた
そうやって僕は僕のこと
生まれ変わらせてゆく
舐めんなよ この先も
生まれ変わってくから