知らない間に
ほつれて切れてしまう
どこでも連れてた
夢とか希望を詰めて

はじめの想いとか
これまでの思い出だとか全てが
消えてしまいそう
悲しくなるから
針を合わせていくんだよ

強く結んだ糸 繋ぎ合わせてく糸
そう綺麗に直せてないけど
何度でもぎゅっと強く
縫い合わせていくんだよ
たった一つの大切なもの

いくつも重ねた
つぎはぎも残した糸屑も
不恰好だけど思い詰まっている
それを愛と呼ぶんだろう

強く結んだ糸 繋ぎ止めていたいと
そう痛みも少しはあったけれど
もしその痛みさえも
愛してゆけるのなら
それが僕だけの宝物

伝わってゆく温度
伝わっていく言葉
伝わってく今の感情
今も1つ1つずつ渡してゆく

人も同じだろう
きっと同じなんだろう
そううまくは繋げてないけど
結び目は2つだけ
今はいくつあるだろう?
片方は僕が 片方は君が
半分ずつ握りしめていよう

君と僕の糸
繋ぎ合わせてたいよ
そう不器用なりにそう思うんだよ
指に残った跡も
心の傷の跡も
大切だという証なんだよ
切れない絆握りしめて