特別な思い出

一通の通知が届いていた
見慣れない名前のアドレス変更
だけどよく見ると懐かしさこみ上げた
初めての僕の特別な女の子
今の僕には多くの幸せくれる
大切な人がいるんだけど
なぜか心がもやもやして
スマホの画面眺めていた
あの頃願ったいた願いは薄れた
未練とか後悔とかそんなものはないのに
「結婚したよ」 その言葉が
僕の心を締め付けている
いつかはこんな日が来ることぐらい
知っていたのに

​欠かさず送ってたhappy birthday
今は別の日にhappy birthday
欠かさず会ってた二人の記念日
過ぎ去ってくだけのただの一日で
今はもう乗らない自転車が置いてある
なぜあの頃のことを今、思い出すんだ
なぜ??
「結婚したよ」名前が変わったLINE
僕のものじゃないことぐらい
分かってるから 分かっているけれど
二度目のさよなら言われた気がした
たまたま会った夜
籍を入れるって聞いた帰り道
遠回りして歩こうと思った
もう帰らなきゃって君の言葉
僕は君を追いかけなかった 
足跡はもう消えた

​「結婚します」僕から君への最後の言葉
さよなら告げる 特別な思い出に
僕も幸せになるから 幸せになるから
君の幸せもそっと願っているよ