無色

社会に響くノイズ 頭が痛くなる
右も左も固められ 飼い慣らされていく
笑われバカにされて 目隠しして笑ってた
本当の僕は あぁ 今どこにいる?

他人からの目に気を取られ 踏み外す階段
ランク付けされる世界

愛想笑いにも慣れて 世の中へ馴染んでいく 
「つまらない大人だけにはなりたくない」と言ってたさ

夢は追うものじゃない 捨てるものと言ってた
そんなあなたについていけと言うのか?

バカにされても貫いて 嘲笑われたなら殴り返して
ただ ただ笑って生きてた

まばゆい程の胸の光に 蓋をしながら歩いていく
「つまらない大人だけにはなりたくない」と泣いてたさ

凍えそうな雨で頬をつたう雫隠した
降りやまない雨が僕の色落としてく

今では身体も心も無色になってしまった
なりたくなかった大人に僕はなっていくんだろう

もう全て投げ出して あの空の彼方へ
さよなら また逢う日まで
さよなら また逢う日まで